2019.07.01 13:12材料力学とは:外力と内力機械工学を学ぶ上で欠かせないのが材料力学という学問です。材料力学とは何かを端的に言うと、「強度、剛性、安定性を機械構造物に保証し、更に経済的にこれらを設計するための力学的方法を求める」学問です。簡単に言うと、ある構造物に何か力が加わるときに、その構造物に加わる力を求め、そこから逆算し設計に役立てるための学問といってもいいと思います。材料力学を学ぶ上で最も重要なのは、内力と外力を理解することです。内力と外力外力とは、いわゆる私たちが良く知っている「力」のことです。例えば、箱を押すときに加える力であったり、その箱自体に加わっている重力が外力に相当します。それに対して内力とは、その名の通り物体の内部に加わる仮想的な力です。物体に外力が作用して変形するとき、そ...
2019.06.30 05:42熱力学第0法則(熱平衡)先程の記事で述べたように、熱力学第0法則とは熱平衡に関する法則です。私たちは、温かい、冷たいという状態を表す量として、温度という量をよく知っています。また、温かい物体と冷たい物体を触れ合わせると、温かい方は温度が下がり、冷たい方は温度が上がるということを経験的に知っています。この時、その状態で長い時間放置しておくと、系の温度が変化しない状態が来ることが想像できると思います。この状態を熱平衡状態といいます。高音物質と低温物質を触れ合わせると温度が移動しますが、同時に熱も移動します。ここで、念のため温度と熱の違いを簡単に説明しておきます。温度・熱の違い温度とは、単位は℃(度)やK(ケルビン)の量です。私たちは普段暑い、寒いをこの量で判断しています。それに対...
2019.06.27 04:46熱力学の法則熱力学の根幹をなす法則として、熱力学第0法則、第1法則、第2法則があります。それぞれ簡単に説明します。熱力学第0法則(熱平衡の法則)温度の異なる物質を孤立系(箱のようなもの)に長い時間放置すると、系の温度が時間的に変化しない状態になる。この状態を熱平衡という。
2019.06.26 11:11始めに始めまして。このブログでは、初学者向けに、また自身の備忘録を兼ねて、6年間学んできた機械工学に関する知識をまとめていこうと思います。ブログ開設に至ったきっかけとしては、機械工学関連の知識を体系的にまとめているサイトが少ない、ということを思ったからです。(テスト勉強や院試勉強の時に苦労しました。)本来機械工学を学ぶ上で覚えなければいけない要素は比較的少なく、自分の中で知識を整理できればそれほど難しい分野ではないと思います。このブログを読むことで、少しでも読者の理解の助けになれば幸いです。よろしくお願いします。